2020年06月08日 15:45

伊藤詩織 グラビア撮影 (5)
伊藤詩織さんに対しする山口敬之の事件について、東京地裁は「被告が、酩酊状態にあって意識のない原告に対し、合意のないまま本件行為に及んだ事実、及び原告が意識を回復して性行為をした後も原告の体を押さえ付けて性行為を継続しようとした事実を認めることができる」として、伊藤詩織さんの言い分を全面的に認め、一方で、名誉毀損だとして反訴していた山口氏側の請求は棄却した。





その結果をうけて、SNS上での誹謗中傷の投稿により精神的苦痛を受けたとして、漫画家のはすみとしこさんら3人に対し、損害賠償や謝罪広告の掲載を求める民事訴訟を起こした。







たしかに伊藤詩織さんの山口敬之へ送ったメールに「先日はありがとうございました」は、彼女は事件後すぐに、にたいして時間も経っていないのに、送ったのか?前回の起訴の時は証拠があると言ってたのに提出されていないのはなぜか?また、暴行の数日後にネット上でグラビア撮影をしたような画像も出回った。




いったい、真相はどこにあるのか?



今回は、伊藤詩織さんの事件概要についてまとめてみた。


■目次

伊藤詩織とは
伊藤詩織さんと山口敬之の時系列
民事と刑事の違い
伊藤詩織さんの民事裁判の勝訴
伊藤詩織さんへの名誉棄損

伊藤詩織とは


伊藤詩織 グラビア撮影 (3)


1989年生まれ
出身 神奈川県
  


建築関係の父、専業主婦の母、妹、弟がいる。
9歳の時にモデルの仕事を開始。2014年、ニューヨークにある大学でジャーナリズムと写真を学ぶ。Shiori名義でフリーランスのジャーナリスト活動を開始。BBC、ロイター、エコノミストやアルジャジーラなどで活動。


「2018年度ニューヨーク・フェスティヴァル」において、ディレクターを務めた日本の孤独死を扱った「Undercover Asia: Lonely Deaths」(チャンネルニュースアジア制作)がドキュメンタリー部門銀賞、カメラ担当のペルーで毎年行われる改造オートバイレースに情熱を傾けるペルー軍兵士に密着したコカとペルーの人々をめぐるドキュメント「Witness - Racing in Cocaine Valley」スポーツ&レクリエーション部門銀賞を受賞した。




2017年10月18日、伊藤詩織名義で文藝春秋から後述の性暴力被害に関する告発本『Black Box』を発表。


2018年6月現在、ロンドンを拠点に主に海外メディアで活動している。




参照wiki



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伊藤詩織さんと山口敬之の時系列









2015年4月3日、山口敬之と二人で食事へ。


午後8時ごろ、二人で串焼き店に入店。


午後9時40分ごろ、2件目のお店、すし屋に移動、このすし屋のトイレで意識を失う。



4月4日午前5時ごろ 痛みで目覚め、性的被害を受けていたと気づく。


謎の空白期間である5日後の4月9日、警視庁原宿署に相談。


4月15日、捜査員とシェラトン都ホテルで防犯カメラの映像を一緒にいるところを確認。(詩織さん談)


4月30日、高輪署で告訴状受理。


2015年6月、証拠がそろい、逮捕状が発行される。


2015年6月4日、山口敬之が日本に帰国するタイミングで「成田空港で逮捕する」という連絡が入り、ドイツからの帰国を要請される。


6月8日、捜査員から、「空港までは行ったが上からの指示で逮捕できなかった」と連絡が入る。


8月26日、山口敬之の自宅に捜査員が訪れ捜査、書類送検。


2015年10月、詩織さんが担当検事と面会。


2016年1月、山口敬之が担当検事と面会。


2016年6月、詩織さんが担当検事と2度目の面会。


2016年7月22日、山口敬之の不起訴処分が下される。


謎の空白が開き、2017年5月29日、詩織さんが記者会見を開き、東京検察審査会に不服申し立て。







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民事と刑事の違い



伊藤詩織 グラビア撮影 (2)


刑事裁判と民事裁判は目的が違い、それに伴い、証明が要求される度合いも違ってくる。

単純に言えば、損害の填補という民事訴訟の目的にかなう程度に事実が立証されたということで、原告である伊藤詩織の主張が受け入れられた。



刑事事件では訴えた側に立証責任があり、つまり伊藤詩織側は性行為は合意の上ではなかった事を証明しなければならなかっ。ただ検察・検察審査会は憶測・推測でなく、証拠に基づいて法廷でそれを証明し裁判官を納得させるのは不可能と判断して、不起訴とした。



民事では、どっちの言い分の信憑性があるかが争われ、結果は伊藤さん側の主張が認められた。


なぜ伊藤詩織が民事裁判で勝訴できたのかというと、民事訴訟は損害賠償請求・慰謝料請求事件が目的なので、ポイントは「同意があったのか?」ではなく、「証拠は関係ない」慰謝料請求したことにある。





民事裁判でも証拠はもちろん必要ではあるが、裁判官の心証が大きく、「こうではないか」という裁判官の価値判断があり、挙動不審に独断と偏見の目を向けるのではなく、尋問調書や準備書面、それに対する甲号証、乙号証を検討して、原、被告双方の主張を検討する。



いわば「理」であり、「どちらが嘘をついているか」はそれら書面により判断する。


要するに、伊藤詩織さんの矛盾する証言でも、同意はないと主張する伊藤詩織さんの証言を裁判官が認め「同意はなかった」と判断したということになる。




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伊藤詩織さんの民事裁判の勝訴



伊藤詩織 グラビア撮影 (1)


伊藤詩織さんは山口氏に対し「民事で勝訴した」と、おおっぴらに言っているが、被害者だと言えば、それはいわゆる「なだめるために」のもの。刑事は、暴行された照明や薬を盛られたなどの証拠が必要で、民事は、同意だけが争点になる。




民事は他はどうでもいいので(語弊があるが)擁護派の意見も、「争点は、同意の一点のみ」。それはわかるとして、それならば、伊藤さんは、なんでまた「〇されそうになった」とか「レ〇プドラックだ」とか言われたのか?



それは間違いなく、伊藤さん側から出たコメントであり、山口氏が、そんなことを言うメリットは、全くない。要するに、伊藤さんが言いたいことは「酒飲み過ぎて、行為に及んだが、同意してない」ということ。別に山口氏が「伊藤さんのズボンがゲロで汚れていたと、嘘をついた」とかも関係ない。






民事裁判では「山口さんは、伊藤さんが午前2時ごろホテルで目覚めた際に「私は、なんでここにいるんでしょうか」と述べ、酔っている様子は見られなかったと証言している。これについて、判決は、伊藤さんの発言自体「伊藤さんがホテルの部屋に入室することについて同意をしていないことの証左というべき」とし、伊藤さんが約2時間という短時間で酔った様子が見られないまでに回復したという点も「疑念を抱かざるを得ない」と指摘している。




同意があったかなかったか、それは二人にしかわからないことだが、「伊藤詩織は途中で起きれた」というのが自然の解釈。


飲み方からすると、二日酔いがすごいけど、吐いて楽になったのか、喉が渇いたのか。伊藤詩織が、二日酔いがないと言っている以上、全然途中起きても不思議ではない。途中起きたのなら、同意してる可能性あるし、もちろんブラックアウトもあり得るし、同意云々の証明は不可能。




なので、民事裁判では、被害者側とされる伊藤詩織さん言い分が認められ、勝訴できた。





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伊藤詩織さんへの名誉棄損




伊藤詩織が今回、名誉棄損としていることは、この事件をハニートラップとしている人物。



ネット上では、事件後に伊藤詩織さんが被害を受けたホテルでグラビア撮影をしていたという画像まで出回っている。ちなみに、このグラビア撮影の画像は伊藤詩織さんではない。
伊藤詩織 グラビア撮影 (1)

伊藤詩織 グラビア撮影 (4)



確かに、真相もわからないのに「ハニートラップだ」とかいう「中傷」はいけない。

「レ〇プドラッグ」とか「ハニートラップ」とかいうのは、言ってみればあからさまに相手を非難する「正規戦」のようなものであり、そこに合理的に疑いに足る根拠が無ければ、場合によっては名誉棄損などの罪に問われる。




ちなみに、「ハニートラップ」を仕掛けるのに泥酔してしまう人はいないから、伊藤さんが泥酔していたと主張する山口氏が自ら「ハニートラップ」などと言えば、それは自己矛盾となる。





それに対して「レ〇プドラッグ」の方は、直接的な証拠はないけど、そういうことがなされたとしても客観的事実とは整合しているとは言えるので、この点でも伊藤詩織さんの方に軍配が上がる。そもそも「レ〇プドラッグ」は現状では何の争点にもなっていなし、そういうことが為されたとしても山口氏の評価が変わるのものではないから、この「正規戦」でもリスクに晒されているのは山口氏だけ。





一方、「セカンドレイプ」は「ハニートラップ」のような「正規戦」ではない。
今回の名誉棄損は、被害者に対してその「被害者らしさ」に疑義を呈してみたり、その人格を論ってみたり、被害者を悪者として直接告発するような言葉を使わないまま、被害者に圧力をかけたり、さらし者にしたりする「ゲリラ戦」のような行為をしている。

特にネットなら、匿名の陰に隠れて一方的に被害者に圧力をかけることができる、まさにゲリラ活動ができるようになったので、昔に比べれば「セカンドレイプ」の件数は圧倒的に増えていると言ってもよい。





そもそもこの件で、伊藤詩織さんは、周囲からこのような評価を受けなければ謂れは全くない。
周りからハニートラップなどの、こんな評価を伊藤氏に対して下さなければならない義務はない。例えば、山口氏を擁護したいという動機がある人ならわかる。


でも、そういうのが無いなら、この件については静観していても何の問題もないはず。

にもかかわらず、こうやって被害者を貶めるようなことはやはり名誉棄損の対象となる。単なる興味本位なら、つまりは自分の欲求を満たすために伊藤さんを貶め、伊藤さんに圧力をかけているのだから、まさに「セカンドレイプ」。




セカンドレイプ、性的二次被害とは、かつては被害を申告した捜査機関や医療機関、あるいは事件を取材するマスコミの対応に関して問題となることが多かった。しかし、ネットの普及により、事件に無関係の第三者も論評できるようになり、対象が広がっている感がある。




「名誉棄損的表現」と言えるかどうかで線を引くべきであって、名誉棄損的表現にあたらない検討や論評などは原理的に規制できないのも問題。




そして、ネットの情報を決めつけてしまうのは問題。ハニートラップというのも、相手が不法な意図を持っていたことを相当の根拠をもって説明できないと問題だろう。






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